シラフのうちに

これは全てにおいて共通するのだろうか。諦めないから辛いのだと。欲があり、食でも性でもなんでもいい。欲を満たしたいのに満たされないから胸のざわめきが収まることがないのだろう。いつまで経っても問題解決に動けないもどかしさや、満たされない状態がぐちゃぐちゃに混ざり合って言葉では表せないような感情となって苦しむことになるのだろう。

 


まるで数学みたいだ。ひとつひとつはよく知った感情なんだ。それらが複雑に絡んで、新たなひとつの感情のように見えている。今の私にはそいつに立ち向かう知恵が足りない。

 


解決方法はしっているのだ。行動を起こせばいいだけだもの。行動を起こす勇気が足りないのだ。努力も友情も無縁、勝利なんてないわな。私にできるのはただただ書くことだけだ。心の黒いモヤモヤをインクにして注いでドロドロとした文章を作る。インクは尽きることがない。なんともコスパの良いことか。

 

 

 

「やる気の出し方」とか「即行動する方法」みたいな本は結構読んできた。実践もしたことがあるし、それは確かに効果があるものだった。ただ、あれらの方法というのは1を10にする方法なのだ。そして僕らに必要なのはマイナスを0にする方法である。

 


動けない、動きたくないという暗示を自分にかけてしまっているのかもしれない。それも無意識のうちに。動けないときは、指を動かすくらいしかできない。指先を動かすだけでドーパミンを得れるスマホは堕落するのに丁度いい。